「eスポーツの習い事」と聞くと、プロを目指してゲームの操作や戦術を教わる教室を思い浮かべるかもしれません。
けれど、ゲームを入口にした習い事はそれだけではありません。ゲームそのものを上達させる教室もあれば、ゲームを使って英会話やプログラミングを学ぶ教室もあります。
この違いが曖昧なまま選ぶと、「子どもは強くなりたかったのに、会話中心だった」「保護者はプログラミングを期待したのに、プレイ時間が中心だった」というずれが起こります。
この記事では、小学生・中学生向けのゲーム系の習い事を、ゲームそのものを習うものと、ゲームを使って別のことを学ぶものに分け、内容・料金・選び方を整理します。
※この記事は2026年9月時点の情報をもとに作成しています。料金、対象年齢、コース、対応ゲーム、募集状況は変更される場合があります。申し込み前に各教室の公式情報をご確認ください。
mokuzi
結論|ゲーム系の習い事は「ゲームを習う・ゲームで学ぶ」の2種類
小学生向けのゲーム系の習い事は、大きく2つの方向に分けると理解しやすくなります。
ゲームそのものを習う
eスポーツ教室が代表例です。操作、戦術、判断、練習方法、チームでの連携など、プレイそのものを磨きます。
子どもの「もっと上手になりたい」「大会へ出たい」「負けた理由を知りたい」という気持ちが出発点です。
ゲームを使って別のことを学ぶ
ゲーム英会話やゲームプログラミングが代表例です。
英会話では、ゲーム中の「助けて」「ここへ行こう」「アイテムが必要」など、相手へ伝えたい場面を英語の練習に使います。
プログラミングでは、キャラクターの動きやルールを作り、命令した動き、条件分岐、繰り返しなどを学びます。ゲームを遊ぶことより、作る・試す・直すことがレッスンの中心です。
どちらが上ということではありません。選ぶ前に見るべきなのは、教室名に「eスポーツ」や「ゲーム」と入っているかではなく、その時間に何を習うのかです。

同じゲームを使っていても、習う内容は違う
例えば、どちらの教室もマインクラフトを使っていたとしても、レッスンの中身は同じとは限りません。
- 建築や対戦の操作を練習する
- 仲間と作戦を考え、チームで動く
- ゲーム中のやり取りを英語で行う
- 命令を組み、キャラクターや仕掛けを動かす
- 自分でルールやステージを設計し、作品を完成させる
使うゲームだけを見ていると、子どもと保護者の期待がずれます。体験前に「ゲームは学ぶ対象ですか、それとも別のことを学ぶための教材ですか」と聞くと、教室の役割が見えやすくなります。
ゲームそのものを習う|eスポーツ教室
eスポーツ教室では、主に次の内容を扱います。
- 基本操作とゲームルール
- マップや場面ごとの判断
- 個人またはチームの戦術
- 効果的な練習方法
- プレイ映像や試合結果の振り返り
- 味方への報告、相談、言葉遣い
- 大会や目標へ向けた準備
向きやすいのは、勝ち負けに関心があり、自分のプレイを研究することが好きな子です。「どうすれば次は勝てる?」と考えたり、同じ操作を繰り返し練習したりする子には、具体的な助言が役立ちます。
AFRASは、年長から小学生向けのコースで、プロ選手でもある講師によるマンツーマン指導と、プレイ後の問いかけ・振り返りを掲げています。AFRASキッズ・ジュニアコース
eSPアカデミーは、ゲームの基礎に加え、PDCA、アウトプット、チームワーク、PCスキル、礼儀・マナーを教室で扱うと説明しています。eSPアカデミー公式サイト
ただし、eスポーツをすれば自動的に集中力やコミュニケーション力が身につくわけではありません。コーチが理由を尋ねる、子どもが考えを説明する、次の行動を決めるなど、プレイを学びへ変える仕組みがあるかを確認します。

ゲームを使って学ぶ①|英会話
ゲーム英会話では、ゲームの上達ではなく、プレイ中のコミュニケーションが学ぶ対象になります。
教科書の例文を読むだけでなく、ゲーム内で実際に起きていることについて、コーチや仲間へ英語で伝えます。伝える必要があるため、覚えた単語やフレーズを使う場面が生まれます。
向きやすいのは、次のような子です。
- 英語の教材には乗り気でないが、ゲームなら参加したい
- 友達やコーチと話しながら遊ぶのが好き
- 知っている英語を実際に使う場がほしい
- 一人で覚えるより、相手とのやり取りがある方が続きやすい
例えば、eスポーツ英会話 eスピ!では、フォートナイト、マインクラフト、ロブロックスなどを使い、3〜4名のグループで英語を話します。公式サイトでは、小学生以上、1回80分から、月4回、月額10,890円、入会金0円と案内しています。eスポーツ英会話 eスピ!公式サイト
受講前に必要な端末、マイク、通信環境、ゲーム機やソフトを確認したい方は、子どものオンライン英会話、準備するものは?ゲームで学ぶ場合に必要なもの一覧もご覧ください。
ゲームをするだけで英語が身につくわけではありません。体験では、子どもが実際に英語を話す時間、コーチの支援方法、レベル分け、レッスン後の振り返りを見てください。
ゲームを使って学ぶ②|プログラミング
ゲームプログラミングでは、遊ぶ側から作る側へ回ります。
キャラクターを動かす、条件によって結果を変える、同じ処理を繰り返す、得点やルールを設定するなど、作りたい動きをプログラムへ置き換えます。完成しなければ原因を探し、命令を直してもう一度試します。
向きやすいのは、次のような子です。
- 建築やカスタマイズに時間をかける
- ゲームのルールや仕組みに質問が多い
- 自分のステージや作品を作りたい
- 試して直す作業を楽しめる
- 勝敗より、ものを作ることに関心がある
QUREOプログラミング教室は、ゲームを作りながらプログラミングを学ぶ教材を使い、授業料は教室ごとに異なると案内しています。QUREO公式サイト
LITALICOワンダーには、年長から高校生を対象とするゲーム&アプリプログラミングコースがあります。無料体験では、子どもが作品作りをどう進めるかも確認できます。LITALICOワンダー公式サイト
「プログラミング教室なら好きなゲームで遊べる」と思って参加すると、子どもの期待とずれることがあります。普段のゲームを教材として使うのか、オリジナルゲームを作るのか、課題を順番に進めるのかを体験前に確認しましょう。
3つの選択肢を同じ基準で比べる
eスポーツ、ゲーム英会話、ゲームプログラミングは、同じ「ゲーム系の習い事」でも、ゲームの役割、学ぶこと、レッスン中の行動、成果の見え方が異なります。

これは一般的な違いです。実際の内容や必要な機器は教室ごとに異なります。
英語が「好き」に変わる。eスポーツ英会話 eスピ!😚
eスポーツ英会話 eスピ!公式サイト家で自由に遊ぶことと、習い事の違い
家庭でのプレイにも、試行錯誤や友達との会話はあります。習い事との違いは、ゲームを使うことではなく、経験を学びへつなげる仕組みがあるかです。
目標が具体的になっている
「うまくなる」ではなく、「味方へ早めに伝える」「英語で助けを求める」「条件分岐を使って仕掛けを完成させる」など、その日の行動まで決めます。
第三者からフィードバックを受ける
プレイ、発話、作品のどこを見て、コーチが何を助言するかが明確です。
振り返りや成果物がある
勝敗だけで終わらず、次に変えることを決めたり、作ったプログラムを説明したりします。
時間と関わる相手が決まっている
開始・終了時刻、講師やクラスの仲間、言葉遣い、安全管理などの約束があります。
この仕組みが弱く、自由に遊ぶ時間の大半を見守るだけなら、家庭でのゲームとの違いを感じにくいでしょう。
費用は「何を学ぶ時間か」をそろえて見る
ゲーム系の習い事は目的と形式が大きく違うため、月謝だけを並べても判断できません。
2026年9月に公式サイトで確認できた例は次のとおりです。
- eSPアカデミー:入会金16,500円、月会費9,900円。公式サイトでは1回1時間と説明されています。教室や回数によってコース・費用が異なる場合があります。公式サイト
- AFRAS:1回50分のマンツーマン。月2回13,200円、月4回23,100円。別途、校舎維持費やイベント参加費がかかる場合があります。公式料金
- eスポーツ英会話 eスピ!:3〜4名のオンライン型グループレッスンで、1回80分、月4回10,890円、入会金0円。ゲーム機・ソフトとDiscordが必要です。公式サイト
- ゲームプログラミング教室:教室、授業時間、教材によって異なります。QUREOは授業料が教室ごとに異なるため、希望校への問い合わせが必要です。教室検索
あわせて、入会金、教材費、校舎維持費、機材、ゲームソフト、通話環境、交通費、振替制度も確認します。
同じ月額でも、マンツーマンでゲームを習う50分と、グループで英語を話す80分と、作品を作るプログラミング授業では、買っている経験が違います。「安い・高い」より先に、子どもの目的と合っているかを見てください。
子どもに合う方向を決める4ステップ
- ゲーム中の行動を見る
勝ち方を調べる、友達へ話しかける、建築や仕掛けを作るなど、夢中になっている行動を見ます。
- 子どもが習いたいことを聞く
「ゲームなら何でもいい?」ではなく、「上手になりたい?」「英語で話してみたい?」「自分で作りたい?」と具体的に聞きます。
- 保護者が期待することを一つに絞る
ゲーム上達、英語、プログラミング、コミュニケーション、生活改善を一つの教室へ全部求めないようにします。
- 体験後の言葉と行動を見る
「楽しかった?」だけでなく、「何を教わった?」「次に何を試したい?」と聞きます。具体的な答えが出るなら、子ども自身が学ぶ内容を捉えられています。
体験レッスンで確認したい8項目
- 何を学ぶ教室か、保護者と子どもへ説明できる
- ゲームが学ぶ対象か、学ぶための教材か分かる
- レッスン時間の大半で子どもが何をするか分かる
- コーチが子どもへ質問し、具体的に助言している
- プレイ、発話、作品の振り返りがある
- 暴言、失敗、外部プレイヤーへの対応方針が分かる
- 月謝以外の費用と必要機材が分かる
- 家庭練習の量と保護者の関わり方が分かる

家庭のゲーム時間と安全は別に決める
習い事にしたからといって、家庭でのゲーム時間がすべて学習になるわけではありません。レッスンと自由に遊ぶ時間を分け、睡眠、学校、食事、家族との時間をどう守るかを親子で決めます。
こども家庭庁は、保護者と子どもが一緒にインターネット利用のルールを考え、成長や生活の変化に合わせて見直すよう案内しています。家庭でのルール作り
オンライン型では、誰と話すのか、講師が会話を見守るのか、個人アカウントの公開範囲、トラブル時の連絡先も確認してください。
よくある質問
ゲームが好きなら、eスポーツ教室が一番合いますか?一概には言えません。勝つ方法や操作を研究するのが好きならeスポーツが候補です。会話が好きならゲーム英会話、仕組みを作ることが好きならゲームプログラミングも候補になります。
ゲームが下手でもeスポーツ教室へ通えますか?初心者向けの教室もあります。希望ゲーム、ゲーム歴、使用機器を体験前に伝え、同じくらいの年齢・レベルのクラスがあるか確認してください。
ゲームが好きなら、プログラミングも好きになりますか?必ずしも同じではありません。ゲームを遊ぶ楽しさと、動きを考えて何度も直す楽しさは別です。体験では、自分で作ったものが動くことを面白がるか、修正を続けられるかを見てください。
英語に興味がなくてもゲーム英会話を選べますか?初心者向けクラスがあるサービスなら候補になります。ただし、ゲーム中にコーチや仲間と話すこと自体を嫌がる場合は、無理に選ばない方がよいでしょう。
習い事にすれば、普段のゲーム時間も勉強になりますか?すべてが勉強になるわけではありません。目標・指導・振り返りがあるレッスンと、自由に遊ぶ時間を分けて考えましょう。
まとめ|ゲームをやめさせるのではなく「何を学ぶか」を選ぶ
ゲーム系の習い事には、2つの方向があります。
- ゲームそのものを習う:eスポーツ
- ゲームを使って別のことを学ぶ:英会話、プログラミング
子どもが「もっと勝ちたい」のか、「仲間と話したい」のか、「自分で作りたい」のかを見ると、合う方向を選びやすくなります。
大切なのは、ゲームを習い事らしく見せることではありません。子どもの好きなゲームを入口に、今までしなかった練習、会話、制作、振り返りへ踏み出せるかを見ることです。
ゲームを入口に英語へ挑戦した家庭の実例は、大好きなゲームと一緒だから、習い事の英会話も自然とやる気に!eスポーツ英会話で親が感じた子どもたちの変化で紹介しています。
英語や勉強が苦手だった子の変化を知りたい方は、勉強が嫌い、英語も苦手。だけどeスポーツ英会話なら頑張ることができた話もご覧ください。
「ゲームで英語を学ぶ」方向が合いそうなら、eスポーツ英会話 eスピ!のレッスンを見るから、現在募集しているゲームとクラスを確認できます。



