今は英語が嫌いでも、将来必要になるかもしれない。だからなんとか好きになって欲しい。
実はeスポーツ英会話の開始前と開始後を比較すると、英語好きが3倍に増え、英語嫌いは15分の1に減ったことがアンケートを通してわかっています。今回は開始当初、英語に苦手意識を持っていた遥花さんとお母さんにお話を伺いました。
晴れて中学校を卒業!春からは「好き」を学べる高校へ。
ーー自己紹介をお願いいたします。
遥花(はるか)さん
遥花と申します。15歳になります。よくプレイするゲームはフォートナイトとマインクラフトです。この4月からWeb系の分野に力を入れている高校に進学して、エンジニアリングやデザインなどを学ぶ予定です。
ーーご卒業おめでとうございます!続いてお母さんのご紹介をお願いいたします。
朋子(ともこ)さん(以下お母さん)
遥花を長女に小6と小3の3姉妹の母です。仕事は企業の社内SEをやっています。
私はゲームが得意ではないのですが、子供がゲームやインターネットをする事は、ポジティブに捉えています。そこでの出会いをきっかけに友達ができたり、将来の仕事が見つかることもあると思うので、好きならぜひ挑戦して欲しいです。
勉強とスポーツだけが大事?悩みの先で行き着いた答え
ーーありがとうございます。そういった考え方から進学される高校も決められたんですね。
お母さん
はい。中学3年生までで、彼女の性格が見えてきて、「どうやら彼女の得意分野は、勉強やスポーツじゃなさそうだな?」とわかったんです。どうにも極端にやりたい事とそうでない事が、はっきりと分かれているみたいです。
ゲームやVチューバーをはじめ、WEB系関連には関心があったようなので、進学も習い事も合わせてそっちの方面へとなっていきました。
ーー勉強やスポーツ、学生の本分ともいえる2つを手放すのは葛藤などありませんでしたか?
お母さん
正直、すごく悩みましたし、怖さもありました。
ただ遥花が無理をして勉強・スポーツをしているときは、彼女も精神的にも余裕がなくて、見てるこちらも辛く、このままではいけないと思いながらも、(遥花の)将来のために何をどうしたらよいのか、全く答えが見つからない日々がしばらく続きました。
ーーなにかきっかけがあったんでしょうか?
お母さん
当時通っていた塾で三者面談があったのですが、その際に塾長さんが「遥花さんには、苦手なことを強いるより好きなことを探してあげたほうが良い。つまらなそうな顔で塾に来ている時間とお金を、好きなこと探しに使ってあげてください」とおっしゃいました。
たくさんの子どもを見てきた先生の言葉は説得力があり、私の固定概念はガラガラと崩れ、子育てに対する価値観を大きく変えてくれたんです。
本人と相談し、すぐに塾を辞めました。あまり身が入らずサボりがちになっていた部活も、同時期に退部しました。
遥花さん
塾にいる時は、本当に興味が持てなくて、ずっとぼーっとしてたかも。
お母さん
本当につまらない顔してたんだろうね…。この出来事が決定的となり、テストの成績、先生のアドバイス、本人の態度や精神面を考えた結果、勉強とスポーツ以外で彼女に向いているものを探そうということになりました。
ゲームもネットも、全部が学びの場所になる
ーーかなり思い切った挑戦だったと思うのですが、どんな変化がありましたか?
お母さん
精神的に余裕ができて、性格も明るくなったし、家事を手伝ってくれたり、街のボランティアに参加したりと、積極的にもなりましたね。学校の先生にも「人と人を繋いでくれて、まとめる力がある。」と褒められたくらいです。
コミュニケーションはネットでも楽しんでいるみたいで、オープンチャット(*1)でよくやりとりしているのを見かけます。
そしてこれは思わぬ副産物なんですが、彼女の文章力がぐっと上がったんです。オープンチャットで、文章や小説を書くことで、以前は夜中の2時くらいまで親子して苦戦した読書感想文も、一人で書けるようになってびっくりしています。
(*1)メッセージ通話アプリ「LINE」において登録した友達以外でもトークやメッセージを交換することができるチャットサービス
ーーそんなところに学びもあるんですね。ちなみにゲームとはどう付き合っていますか?
遥花さん
ゲームは結構好きで、小学校の時から友達と「20時からね」って約束して毎日プレイしていました。ただ睡眠時間も大事だからって時間制限はありましたけど。
そんな感じでゲームを続けていたら、自分がどんどん強くなっているのに気づいたんです。
最初は負けっぱなしだったんですが、相手のプレイを見て特徴を掴んで、それならどうすればいいか考えて、練習。実戦で試してまた考えて、繰り返したんです。そしたら対策できるようになって、どんどん勝てるようになっていきました。
ーー計画を立てて反復して修正することをゲームでやっていた。これって大人でも難しいことです。好きな事には全力で向き合えるんですね。
将来に繋がる彼女の好きなことを探せ!eスポーツ英会話との出会い
お母さん
本当にそうなんです。好きなことなら全力で、努力もできることはわかっていました。
だからこそ勉強やスポーツを諦めた今、それ以外でなにか将来に繋がることを探して「ゲーム」や「プログラミング」関連の習い事を調べていました。そんな折、eスポーツ英会話を見つけて、これは遥花に絶対向いている!と思い勧めてみたんです。
ーーお母さんの提案を遥花さんはどんな風に思いましたか?
遥花さん
学校でやっている英語は、ぜんぜん好きじゃなかったんですけど…。
ネットの友達に、海外在住の子がいて。その子が英語を話しているところを見ると、かっこいいなと思ったり。ただ英語は苦手なので、やりかたとかはわからず、自力ではどうにもならないなぁと思っていたところに勧められたので、ゲームだし楽しそうだし、ちょっとやってみるのもありかなって、思いました。
失敗も「ナイストライ!」と褒めてくれるコーチの魅力
ーー事前にいただいているコメントには、大人が苦手とありましたが、レッスンを教えるコーチも大人です。これは大丈夫だったのでしょうか?
遥花さん
はじめは苦手でした。友達と違って(大人は)何を話すか想像が難しいというか、予想がつかない部分に、応えられなかったらどうしようっていう申し訳なさがありました。
でもコーチはオンラインでのやり取りだったので、大丈夫だったと思います。
お母さん
本人はこう言っていますが、レッスンをはじめたばかり頃は全く喋らなかったんです。
コーチの呼びかけにも戸惑って、返答できず、(コーチを)困らせてしまっているなと思うこともありました。それでもコーチは辛抱強く声がけしてくれていて、徐々にスムーズに応答できるようになっていった感じですね。
特に、失敗してもコーチが「ナイストライ!」って褒めてくれることが有り難かったですね。
日本だと失敗は一緒に悲しむような雰囲気がありますが、失敗をネガティヴなこととして捉えるのではなく、チャレンジと捉えて「いいね!」って褒められる文化に毎回感動していました。
英語嫌いが「私、英会話できるかも!」に変わっていくまで
ーーそうだったんですね。でも学校の授業みたいに英語を話す事自体が嫌!っていうスイッチは入らなかったのでしょうか?
遥花さん
元々英語は嫌いだったから、それ以上は嫌になりようがないって感じでした。
でも毎回参加する中で、英語を話せている友達を見ると、やっぱりかっこいいな、そうなりたいなって憧れはありました。
いざ話すとなるとやっぱり無理だ〜って時もあったのですが、今後ネット上の会話で活かせるかも?って思い直したりして、なんとか挑んでいた感じです。
ーーそこから英会話に対しての苦手意識は、変わっていったってことでしょうか?
遥花さん
はい。そうやって続けているうちに、英語しかないゲームモードもちょっとづつ分かってきて、これは「英会話学習の成果かも!」って気づいたんです。 外国に住んでいる友人が、ゲームの合間に家族と交わす会話の内容も理解できてたり。英語わかってる!自分がグレードアップしていく感じでカッコいいじゃんって嬉しかったですね。
ーー憧れを原動力に英会話が身についていったんですね!コーチとのやり取りで困った事はありましたか?
遥花さん
ゲーム中にコーチに頼られる場面で、応えたいのに英語で何ていうかわからないって事はありました。でも最近はそれも「プレイ+シンプルな言葉」で通じることが分かってきて、対処できるようになりました。ゲームでのアクションと言葉を組み合わせて伝える感じです。
ーーそれって経験があるからこその言葉ですよね。コミュニケーションの方法をリアルに学んでいる。
お母さん
たとえ言葉が分からなくても、自分なりの表現で通じたっていう、成功体験を学べたことが嬉しいですよね。実際に海外に行ったときにも活かせそうです。
遥花さん
他にもゲーム中に使いそうだなって思ったフレーズをメモして集めていました。使いたいワードリストみたいな。
ーーどうやったら上手くゲームを進められるか考え、実践できる姿勢が現れていて、本当にすごいですね!ちなみにゲーム以外でも英語を使いたいですか?
遥花さん
はい。もし機会があったら、外国の方に英語でちょっと話しかけてみたいなと思っています。
もしかしたらお互いにわからない場所とか、言葉とか教え合えるかもしれないし、それって、想像していたよりも楽しいかもしれないから。
ーーお互いに教え合ったり、楽しくなれるかもっていうところに、遥花ちゃんの優しさを感じます。それを英語でやってみたいって思えているところがさらに嬉しいですね!
色々な場所に行って、実際に体験して欲しいお母さんの想い
お母さん
本人的には英会話を、「趣味をもっと楽しむための手段」ぐらいにしか考えていないと思います。今はそれで良いのですが、この先、海外のさまざまな場所に行って欲しいです。「誰かから伝聞したこと」と「実際に体験したこと」はやっぱり大きく違うので、色々な文化、宗教、風景に触れ、最終的に視野を広げていって欲しいです。
eスポーツ英会話を通じて、まずは英語を嫌う気持ちが改善されました。これからも将来、何かに挑戦するときの、一つのとっかかりとして英語という手段があるといいなと思っています。
ーー最後にeスポーツ英会話を始めようか迷われている方に、何か一言いただけないでしょうか。
遥花さん
ゲームが好きな人はもちろんだけど、あまりゲームが得意じゃないけど、英語習いたい。でも対面は無理みたいな人にも、実際には春休みの話とか、普段の学校生活のこととかも聞いてくれるから、おすすめかなと思っています。
お母さん
そうですね。eスポーツ英会話の一番良いところは、コーチの声がけと辛抱強く寄り添ってくれる姿勢でしょうか。
勉強への苦手意識があったり、内気な性格だったとしても、ゲームの楽しさとコーチの魅力の2つで乗り越えられると思います。レッスンを通して、こちらが元気づけられることの方が多いです!もしかしたら、シャイな人ほど向いているかもしれない。ぜひ挑戦してみてください。
ーー本日はインタビュー、本当にありがとうございました!
今回のインタビューは、なんと約2時間に渡る長丁場になってしまいましたが、レッスン内でのちょっとした流行り事や、楽しい様子を伝えていただき、こちらもほっこりした気持ちになりました。
英語に対する苦手意識もいつの間にか気にならなくなっていた。そんな経験を通じて得られる変化をeスポーツ英会話で実感されてみてはいかがでしょうか。