eスポーツ英会話は現在、初級・中級・上級の3つの英語レベルのクラスをご用意しています。それぞれどんなレッスンの内容なのか、身につけられる英語力にはどんな違いがあるのか、気になるところかと思います。
今回は、小学6年生の蒼生（あおい）くんと、蒼生くんのお母さんにお話を伺いました。蒼生くんは2022年7月にeスポーツ英会話をスタートし、ぐんぐんと英語力を上げ、2023年11月半ばに中級に進級。今回はそんな彼を入塾当時から担当しているKenコーチにも合わせてインタビューしています。
本記事の前半では、Kenコーチに英語を学ぶ上での大切なポイントと、初級・中級それぞれのクラスの違いについて、後半では蒼生くん親子にレッスンの感想や内容についてお話を伺った内容をご紹介します。
留学なしで英会話講師に⁉︎ Kenコーチが日本にいながら英語が話せるようになった理由
ーー自己紹介をお願いします！
*1 eスポーツ英会話では、メタバース（ゲーム世界）でのキャラ同士が話すという世界観を大切にしています。間違えたのはキャラであり自分ではない、相手もキャラなので気にしないという形で、失敗を恐れたり恥ずかしさを覚えたりすることを減らします。そのため最初の自己紹介以外ではコーチ・クラスメイトの顔出しをせずにレッスンを提供しています。
Kenコーチ
2021年3月ごろからゲシピにて、eスポーツ英会話コーチをはじめ、2023年2月より、正社員のプロコーチとして入社しました。実はゲシピのコーチ陣の中では、唯一私だけ留学経験がないんです。 一般的な英会話コーチは、外国籍だったり留学経験のある方が多いですが、私は日本にいながらゲームで英語を習得しました。参考までにTOEICでは1年ほどで、640点から865点（990点満点）まで点数をあげることができました。
ーー留学経験なしで、TOEIC高得点を獲得されたのがすごいですね！どうやって勉強されたのでしょうか？
Kenコーチ
英会話って、どれだけたくさんの時間を使って話したかが重要だと思うんですよね。僕の場合は、ゲームしている間ずっと英語を使っており、1日8時間以上ゲームに充てる日もあったので、英語漬けの日々を送ってたのが大きいと思います。
その当時ハマっていたゲームは日本人がほとんどおらず、プレイヤーの99％は中国の方だったんです。なのでコミュニケーションのためには中国語か英語が必要で、僕は英語を学びながらプレイしていました。
ーーちなみに元々英語は得意だったんですか？
Kenコーチ
全然そんなことはなくて、センター試験の英語の点数も平均点以下でしたよ。ただ英語を話したいと思ってからは、中高のテキストや教科書をもう一度復習して、あとはひたすらゲームを通して実践してました。
英語を話すために大切な「英語力」と「話す心」って？
ーー現在はコーチをされていますが、指導されている中で英会話を身につけるために大切だと思われるポイントについて教えてください
Kenコーチ
英会話を身につけるために大切だと思うポイントは二つです。
①英語力を身につけること
②話す心を作ること
「英語力」というのは、みなさんのイメージするとおり、語彙や文法のことを指しています。そしてもう一つの「話す心」を作るというのは、英語に対する心構えがあるかということです。いくら単語や文法を覚えて英語力があったとしても、話したいという気持ちがなければ、会話をすることはできません。
ーー話そうという気持ちの準備が整っているかどうかが、英会話をする上で大事なんですね。とはいえ、話す心を身につけるのは難しく感じます。教える際に気をつけていることはありますか？
Kenコーチ
レッスンの受け始めは英語への興味がなく、ゲームをしにきている生徒さんが、一定数いらっしゃいます。英語に興味がない子に対しては、まずはあまり多くのことを詰め込みすぎずに、シンプルに教えています。いろんなことを伝えたいとは思いつつ、脱線するとレッスンに飽きて、継続してもらえないこともあるためです。
最初はゲームが楽しいから受講するでOK。受講を重ねていく中で、「ゲームだけじゃなく、英語も楽しい！」という状態へ導いていくことが、私の役目ですね。
初級・中級のレッスンの違いとは？英語って話せるようになるの？
ーー現在担当されている初級・中級それぞれのクラスについて教えてください
Kenコーチ
初級クラスでは、まずは英語を話す準備を整えられるようにしています。『フォートナイト』（Fortnite）・『マインクラフト』（Minecraft）をチームメイトと一緒に、プレイできるように、例えば、武器を使う時やチームメイトに声をかける時の表現など、使えそうな英単語のレクチャーからはじめます。
また、最初はレッスンの流れやルールを理解してもらうように、日本語で補足しながらすら進めています。チームメイトの様子を見ながら少しずつ、英語比率を高めていき、できる限り、日本語を使わずに英語で会話ができるように促していきます。
次に中級クラスへ上がると、レッスン中の会話は90%以上が英語。生徒さんが英語がわからない場合でも英語で、 “What’s 〜 in English?” と質問してもらうようにしています。自分自身で英語を使う練習になるだけでなく、わからないことは素直に質問する良い機会にもなっています。
また、初級クラスから中級クラスへアップするタイミングは、レッスンへの取り組み姿勢をチェックしていく中で、生徒さんが英語でもっと伝えたいという気持ちが高まっているか、初級で学んだことが定着できているかどうかで判断しています。
ーー英語を使う比率が中級クラスになるとグンと高まるんですね。中級クラスだと、どれぐらいの英語力が身につくのでしょうか？
Kenコーチ
一言で言うと、留学にも耐えうる能力が身につきます。もちろん苦労はあると思うのですが、これまで身につけた英語力と英語を話す心があれば大丈夫。
「ゲームの時の英会話と、海外に行って対面で話すのは別物なのではないか？」と思われる方がいるかもしれません。しかし、プレイ中に使用している言い方を少しアレンジするだけで、実際に現地でも会話として使うことができます。話す力と聞く力、両面をレッスンで身につけることができるので、ぜひ中級クラスへもチャレンジしてほしいと思います。
将来、蒼生くんのためになる習い事を探して。見つけた「ゲーム✖️英会話」
続いてKenコーチのクラスに通う蒼生くんとお母さんにインタビューをしていきます！
ーー自己紹介をお願いします！
蒼生くん
動物が好きな小学6年生です。フリースタイルキックボードのスクールで、キックボードをしながら英語を教えてもらったことがあります。キックボードは上達したのですが、身体を動かしながらでは英語を覚えるのは難しかったです（笑）。
それ以外では、eスポーツ英会話のレッスンを受けるまでは英語の経験はありませんでした。現在は中級クラスに通っています。
ーーありがとうございます。早速ですが、どうしてレッスンを受けようと思ったのですか？
蒼生くんのお母さん（以下、お母さん）
習い事をすべてやめたタイミングで、せっかくなら将来のためになるような習い事を始めてほしい。そんな風に思っていた時に、ネットでeスポーツ英会話の記事を見つけて、申し込みをしました。
『フォートナイト』は元々息子が好きだったので、抵抗感なく英語を学んでくれたらいいなと期待を込めて受講させています。
お母さん
ただ、彼が一つのものに熱中する性格なので、ゲームにのめり込んでしまったことがあり、楽しくなりすぎてしまわないか、（ゲームとの）付き合い方を心配もしていました。
でもeスポーツ英会話を始めてから、ゲームをする時間が確保され、それ以外の時間は、外で友達と仲良く遊んでいます。元からあった1日2時間ルールも、しっかり守りながらメリハリをもって生活できているようです。
レッスンを楽しんで、英語力があがる、その結果が親御さんにも伝わる
ーーそうだったんですね。蒼生くん、レッスンは受けていてどうですか？
蒼生くん
ゲームで話すのも楽しいし、英語好きです！
お母さん
毎回レッスンが終わると「楽しかった！最高だった」と言っていますね。受講している様子は見ずに、レッスンの受け方は本人に任せています。本来は、息子はおちゃらける性格ですが、レッスン中は真剣に取り組んでいるようです。
ーーインタビュー中、レッスンの様子を話してくれる蒼生くんの表情からも楽しい気持ちが伝わってきます！学校でも英語の授業があると伺いました。学校の授業はどうですか？
蒼生くん
学校は勢いよく言えばOKって雰囲気があるなと感じています。
最近学校の授業では I ate.（eatの過去形）を習いました。レッスンでいつも英語で話しているので、学校の授業でも自然と英語で発言できています。
ーー初級クラスから中級クラスに上がるとなった時、どのようなお気持ちでしたか？
お母さん
実は初級クラスの時は、ただ本人がゲームを楽しんでいるだけなのかなと思っていました。ですが、コーチから「中級クラスに入りませんか？」と言っていただき、ゲームだけでなく英語力も身についていたのだなと、親として安心したんです。信じて見守っていて良かったなと思いました。
最近は子供の英語力をレベル化して教えてもらえる生徒成長表*2がはじまったので、今どれくらいの言語力が身についているかが数字でわかり、ありがたいなと感じています。*2 2023年末にはじまった、受講者様の現在の英語レベルが確認できる仕組み。現在は一部のタイトルに限定されていますが、今後すべての生徒が確認できるように準備を行なっています。
思いやり溢れる蒼生くんへ将来への想いと、英語力が増やす未来への選択肢
ーーKenコーチから、蒼生くんは「レッスン中も積極的で、わからないことがあったらすぐ質問する前向きさが光る生徒さん」だと伺っています。レッスン以外でも英語を使うことはありますか？
蒼生くん
先日奈良県へ修学旅行で行きました。鹿がいっぱいいることで有名な奈良公園ですが、外国人の方にも餌やりを楽しんで欲しいなと思い、英語で声をかけて、鹿せんべいを分けてあげました！
ーー自分から英語で話しかけて、一緒に楽しもうって素敵ですね！
蒼生くん
せっかく日本に来ているなら楽しんで欲しいし、いい思い出になったらいいなと感じていました。今度は僕が海外に行ってみたいなって思っています！友達と一緒に行けるならドバイに行ってみたいなぁ。
ーーコミュニケーションが明るい蒼生くん。今から将来が楽しみですね
お母さん
そうですね。息子は生き物が大好きな子なので、日本より広大な、例えばオーストラリアの国立公園などで動物と触れ合いながら、過ごすのが向いているんじゃないかなと私は思っています。
そこに行き着くまで、まずは海外に行くことが最初の一歩となります。海外へ行くことは勇気がいりますが、いざやってみようと思った時に実行できるパワーがある生き方をして欲しいし、どんどんチャレンジして欲しいと願っています。
英語を話すためには「英語力」と「話す心」を作ることが大事。Kenコーチが話す二つの能力を、体現する蒼生くんの鹿せんべいのエピソードが素敵です。
彼のように、外国の方にも気軽に自分からコミュニケーションができるスキルや、英語力を身につけることで、将来の夢への抱き方や目標に対し、選択肢の幅が広がり、良い影響を与えられます。将来海外留学を志している方、現在受講しようか悩まれている方。まずはお気軽にeスポーツ英会話レッスン、チャレンジしてみてください！
