今回は英語への挫折を小学4年生にして経験したお子さんとお母さんが主役です。
辛い時期を乗り越え、現在は新たな目標に向かって進まれているお二人が、もう一度ポジティブになるまでに、どんな出来事があり、そして二人を変えたものとは何だったのかを、お伺いしてきました。
英語の成績はトップ、友達からも信頼されていた。そんな時に突然の挫折。
ーーまずは自己紹介をお願いいたします。
りこさん 小学6年生
趣味はフルート、スクラッチアート(*1) に最近ハマっています。それにアウトドアで体を動かすことも好きです。テニスとかも。
お母さん
娘の性格は優しくて、真面目なのですが、少し面倒くさがりなところも。
協調性はあるし友達も多いけれど、芯があって一匹オオカミ的なところもあると感じています。ちなみにeスポーツ英会話は小学4年生から始めました。
ーーこれまでのゲーム経験を聞かせてください。
りこさん
ゲームは上手ではないけど、色々してきました。あつまれどうぶつの森やマリオパーティー、ワンツースイッチ(1-2-Switch)などです。
お母さん
実を言うとフォートナイト(Fortnite)は私が知人から勧められて、そこから娘に紹介して、始めたという経緯があります。私がゲーム好きだったんですよね。
子供がゲームをすることに対して、悪い印象を持たれる親御さんもいらっしゃると思いますが、うちの場合は母である私がキッカケになっています。
ーーeスポーツ英会話を始めてから、英検4級に合格されたとのこと、本当におめでとうございます!
お母さん
ありがとうございます!実は英検4級にチャレンジするのは2回目だったんですよね。小学4年生の時に初めて受けた際は落ちてしまって。
娘は小さな頃から英語を勉強していたこともあり、学校では一目置かれるほど(英語が)得意な教科でした。また5級まで難なく合格していたので、4級の受験も軽い気持ちで勧めました。
りこさん
そう、英語は好きで得意だったんだよね。友達にも頼られたり、先生にもよく質問されたり。でも最初の英検4級の受験はあまり乗り気じゃなかった。
お母さん
彼女の言う通り、精神的に準備ができていなかったようで、結果は不合格。
それを境に親子で衝突もしましたし、それ以降、彼女は勉強自体に対して消極的になってしまいました。
「なぜりこが英検落ちるの!?」りこさんの自信喪失と母の後悔
ーーそうだったんですね。りこさんは落ちた時にどう感じましたか?
りこさん
落ちた時は勉強もしていなかったので、仕方ないかなって感じでした。ただ得意な英語で失敗をしたことをきっかけに、勉強自体が嫌にもなりました。
それに(英検を勧めてくる)お母さんに対して、自分のペースでやらせてほしいという気持ちや、「ママは英語を話せないのに、なんで私はやらないといけないの?」と思ったこともありました。
お母さん
本当に「やってしまった」と安易に英検4級の受検を勧めたことを後悔しました。
英語だけでなく、勉強への熱意を失っていたので、私立の中学受験という目標を一旦諦め、公立中学の進路先を探し始めるまでに。将来像を見直したり、その当時は本当に大変でしたね。
ーーその挫折からどうやって立ち直ったのですか?
お母さん
もうそこから、一回勉強は諦めてもいい。楽しむことを大事にしようというマインドに変わったんです。eスポーツ英会話にたどり着いたのもそれがきっかけでした。
無理にやっても仕方ない、でもここまでは得意でいてくれた英語だったから、なんとか方法はないかと思って彼女が楽しめそうな方法を探していたら(eスポーツ英会話を)見つけたんです。
諦めた先で見つけたeスポーツ英会話。はじまりは不安だったけれど
ーーeスポーツ英会話を始められる際に不安はありませんでしたか?
お母さん
これまでオンラインの習い事をしたことがなく、コーチを含め、同じレッスンを受けるメンバー全員が男性だったこともあって、「馴染めるのかな、大丈夫なのかな?」と言う不安はありました。
りこさん
ゲームは好きだから一回やってみようかなという気持ちでした。正直やる前は、他のメンバーと一緒にレッスンを受けることに不安はあったけど、始まってしまえば、最初から楽しむことができました。
ーーレッスンはどんなところが楽しいですか?
りこさん
コーチがすごい褒めてくれて、優しいんです。敵の場所を報告したら、褒めてくれたり、最後の全体ミーティングでも「今日はみんな良かったね」って言ってくれたり。端から端までちゃんと見て褒めてくれるから嬉しい。
お母さん
とにかく優しいんですよね。一緒に参加しているメンバーも、実際に対面で会ったことのないんですが、discord上でレッスン前に気さくに話しかけてくれるようになったりもして。
それに娘はあまりフォートナイトが得意ではないので、チームに迷惑をかける事もあるのですが、それを申し訳なく感じさせない空気感がすごい。それだけではなくアドバイスをくれたりもするんです。
振り返ると、旅行先でも私のスマホで参加したり、本人が骨折した際に私がゲームだけ代わりにプレイして、なんとか参加したこともありました笑。
りこさん
絶対レッスンを休みたくなかったから!でもゲームをお母さんに任せた時、音声は私しか聞こえないから、全然うまくいかなくて本当に大変でした。でもそんな時でもコーチとメンバーは笑ってくれて、すごい優しかったです。
レッスンを楽しむうちに、英語への想いも「嫌いから好き」に
ーーそんな素敵なコーチや、メンバーとのレッスンで、英語への想いは変化していったのでしょうか?
りこさん
そうですね。一度失敗してから嫌いだった英語もポジティブに受け入れられる様になりました。
それに英検4級を持っている従兄弟に負けたくなかったことや、英検は受験に有利になることも知っていたので、もう一回頑張ろうと思いました。持っているとかっこいいし。
そして無事英検4級に合格する頃には昔のように、英語を好きになっていました。
ーー挫折の経験をうまくバネにして、ぐっと成長されたのですね。
お母さん
本当にそうですね。彼女がこうなれたのはクラスの皆さんのおかげだなと感謝しています。
娘は英語のレベル(*2)があがっていて、中級クラスの申請(*3)ができるレベルにいるのですが、できることなら今のコーチとメンバーで一緒に進級したいと希望しています。
(*2) 受講者様の現在の英語力を、各クラスのコーチが、英語力に応じて適切なレベルで評価する仕組みです。
(*3) eスポーツ英会話では初級、中級、上級と英語力に応じてクラス分けをしており、英語レベルが一定のレベルになると上のクラスに進級することができます。
ーー進級は必須ではなく、りこさんの希望が優先になります。一緒に中級クラスにいけるよう、メンバーみんなで一層頑張りたいですね!
信頼できるメンバーと一緒に、前を向いてどんどんチャレンジ
ーーレッスン中はみんなとどんな話をするんですか?
りこさん
最初はその時の気分とか世間話から始まって、ゲーム内に入っても「今日何を食べた?」といったいろんな話題を英語で話します。分からないことがあったら、コーチに聞けば教えてもらえます。
お母さん
この前お茶をもっていった時に、ちょうどコーチから「できるようになりたいことはある?」と質問され、彼女は「長文を話せるようになりたい」と答えていて。
レッスンカリキュラムだけでなく、生徒の自主性を大事にしてくれているなと感じ、とても印象に残っています。
りこさん
それからレッスンの時に、毎回時間をとって、コーチと一緒に話せそうな長文について、考えるようになりました。もちろんメンバーも一緒に長文を勉強してくれています!ちなみに他のメンバーのやりたいことは「もっとゲームがうまくなりたい!」でした笑。
失敗も怖くない、わからないがわかるから、次の挑戦に活かしていける
ーーやりたいことだからこそ、学びにも身が入りますね!この調子でいけば、すぐ英検3級合格も見えてきそう。
お母さん
eスポーツ英会話を始めて2年が経ったあたりから、自分で「英検3級に受かりたい」と言うようになってきたんですよね。実は3級には一度チャレンジしたのですが、落ちてしまいました。
りこさん
従兄弟は4年生の時にとっていたので、落ちてしまったのはすごく悔しかったです。でも今回は英語を嫌いになることはありませんでした。
お母さん
一問ミスで落ちていたので、本当に惜しかった!それに過去問を解いている時の様子は全然違っていました。
以前は解答欄を埋められた、埋められなかったといった感じでしか振り返れてなかったことも、今は「ここが解らなかった」といったように明確になってきていて、これは進歩だなと感じています。
りこさん
そう。英検も前まではできること、できないことがそもそもよくわかっていなかった。今回リスニングが苦手で、解けなかったことがわかったから、次の勉強にも活かせそう。
ゲームが苦手でも大丈夫、まずは一度チャレンジを!
ーーコーチやチームのメンバーともどんどん相談しながら、英検やいろんなことにチャレンジしていってほしいです。そして最後に、受講を悩まれている方に一言お願いします!
りこさん
やってみると楽しいし、いろんな友達にも出会える事が良い機会になるかもしれないと思います。
お母さん
直接会って習う英会話だと、雰囲気にのまれたりするかもしれないけど、オンラインという環境だから気づけることや、そこから発展する関係性があると思います。娘はゲームが苦手なので、不安でしたが、予想に反して暖かく迎えていただけました。
ーー今日はお忙しいところ貴重な体験と、お話をありがとうございました!
「レッスンで英語力をあげてほしい」そう思ってeスポーツ英会話を始めた方も、ゲームの腕前や、チームのメンバーとのやりとりで、思わぬ一面を発見される方もいらっしゃいます。
また今回のインタビューの中で印象に残ったのは「周りの人と同じじゃなくていいんだよ」というお母さんからからりこさんへの言葉でした。英語を使うことで、多様な価値観を知り、周りに同調せず本当に好きなことを見つけてほしい。
そんな新たな価値観に気づけるかもしれないeスポーツ英会話へ、この機会に飛び込んでみてはいかがでしょうか。