「英検の第3回って、うちの子は受けたほうがいいの?」「1月の回で入試に間に合うのか分からない」と迷っている保護者は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、2026年度第3回は、受験学年ではないお子さん(小学1年生〜5年生、中学1年生・2年生)が、学年が変わる前にもう一段上の級を取るための回です。
3級以上は合格が確定するのが2027年3月16日で、今年度の中学入試にも高校入試にも間に合いません。入試で使うことを目的に受けるなら、狙うのはこの回ではなく、次の年度の第1回・第2回になります。
この記事では、英検協会の公式情報をもとに、2026年度第3回の申込締切・一次試験日・合否が確定する日を整理します。
そのうえで、学年別に受けるか見送るかの目安、申し込みで間違えやすいところ、申込から一次試験までの約12週間の使い方まで紹介します。
※この記事は2026年10月28日時点の情報をもとに作成しています。試験日程、申込期間、検定料、キャンペーンの扱いは変わることがあります。受験する回の情報は、英検協会の公式サイトで必ずご確認ください。
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2026年度 第3回の日程と、合否が確定する日
2026年度第3回の申し込みは、2026年10月30日(金)に始まります。本会場で個人申し込みをする場合の日程は次のとおりです。
- 申込受付(ネット申込のクレジットカード支払い): 2026年10月30日(金)〜12月14日(月)
- 申込受付(コンビニ申込、ネット申込のコンビニ・郵便局支払い): 2026年10月30日(金)〜12月11日(金)
- 一次試験: 2027年1月24日(日)
- 一次試験の合否閲覧(ウェブ): 2027年2月15日(月)
- 二次試験 B日程(20歳以下): 2027年3月7日(日)
- 二次試験の合否閲覧(B日程): 2027年3月16日(火)

小学生・中学生は、原則としてB日程です。 二次試験は年齢で日程が分かれ、21歳以上はA日程(2027年2月28日)、20歳以下はB日程(2027年3月7日)になります。ただし、海外などの一部の特別会場で受ける場合と、障がいなどによる受験上の配慮を受ける場合は、年齢に関わらずA日程での受験になります。
ここで押さえておきたいのが、級によって「合格が確定する日」が2つに分かれることです。
- 4級・5級: 二次試験(面接)がないため、2027年2月15日に合否が確定する
- 3級以上: 二次試験があるため、合格の確定は2027年3月16日(B日程の二次合否閲覧日)になる
英検は3級から面接試験が加わり、一次試験に合格しても、二次試験に合格するまで「○級合格」にはなりません。4級・5級にもスピーキングテストがありますが、これは一次試験の合否とは関係のない別のテストで、級の合否は一次試験だけで決まります。
申し込みのときに必要な検定料は、級によって違います。本会場で個人申し込みをする場合の2026年度の検定料は次のとおりです。
- 5級: 4,000円 / 4級: 4,600円 / 3級: 6,800円
- 準2級: 8,400円 / 準2級プラス: 8,600円 / 2級: 9,000円
学校や塾の準会場で受ける場合は、これよりも低く設定されています。
年3回の日程全体や、何級から受けるかの決め方については、英検の仕組みと始める時期をまとめた解説記事で詳しく紹介しています。
- 英検をいつから始めるか、何級を狙うかから考えたい方は英検を始める時期と級の選び方をまとめた解説記事
第3回の合格は、今年度の入試には間に合わない
第3回を検討するときに、いちばん先に確かめたいのがここです。「入試で加点してもらうために第3回を受ける」という使い方は、今年度の入試については成立しません。
東京都立高校の令和9年度(2027年春)入学者選抜の日程と並べると、理由がはっきりします。
- 推薦に基づく選抜: 出願書類の提出は2027年1月8日〜1月18日。英検の一次試験(1月24日)より前に締め切られる
- 学力検査に基づく選抜(第一次募集): 出願書類の提出は2027年1月29日〜2月4日。一次試験の合否が分かる2月15日より前に締め切られる
- 都立中学・都立中等教育学校(一般枠募集): 出願書類の提出は2027年1月18日まで、検査は2月3日、合格発表は2月9日。英検の一次試験の合否が分かる2月15日より前に、入学者が決まっている

つまり、第3回は出願の時点で一次試験すら終わっていないか、終わっていても結果が出ていないということです。
東京都内の私立高校も、推薦入試は2027年1月22日以降、一般入試は2027年2月10日以降に行われ、願書の受付が始まるのはそれぞれ1月15日以降、1月25日以降です(締切は学校ごとに違います)。いずれも、英検の一次試験の合否が分かる2月15日より前に出願が締め切られます。 私立中学の日程は都県や学校によって違うため、志望校の募集要項でご確認ください。
入試で英検を使うつもりなら、受けるべきなのは「受験学年になる前の回」か「受験学年の第1回・第2回」です。 第3回は、その逆算の外にあります。
入試で英検がどう扱われるかは、受験の種類によってかなり違います。志望校が英検をどう使うのかは、次の記事で整理しています。
- 高校入試での加点や点数換算の仕組みを知りたい方は高校受験で英検が効く入試・効かない入試をまとめた記事
- 中学入試で英検がどこまで使えるかを知りたい方は中学受験で英検が何級から使えるかをまとめた記事
では、第3回は誰に向いているのか
入試に間に合わないからといって、第3回に価値がないわけではありません。第3回は、受験学年ではないお子さんにとって、1年のうちでもっとも条件のそろった回です。
理由は3つあります。
- 学年が変わる前に、一段上の級を取れる: 2027年3月16日に合格が確定するので、新学年が始まる4月には「○級を持っている状態」で学年を上げられる
- 冬休みという、まとまった時間が対策に使える: 一次試験は冬休みが明けて2週間ほどあとです。学校のない2週間を、そのまま試験対策に充てられる回は年に1回しかない
- 英検は年に3回しかない: ここを見送ると、次の機会は2027年度の第1回(2026年度は5月31日に実施)になり、4か月以上あく

逆に、次のような場合は見送ってかまいません。
- 小学6年生・中学3年生で、今年度の入試を控えている: 1月下旬から2月は入試の本番と重なる時期です。そこへ英検の一次試験を入れる理由は、今年度の入試に関しては見当たりません
- 前回(第2回)の受験から日が浅く、対策の時間が取れない: 同じ級を受け直す場合、11月から12月に学習を積み上げられるかで判断します
- 塾の冬期講習や、学校の行事と日程が重なる: 英検は年3回あります。無理に詰め込まず、2027年度の第1回に回す選択もあります
なお、2027年度(令和9年度)の日程は、2026年10月28日の時点ではまだ公表されていません。公表され次第、英検協会の公式サイトでご確認ください。
学年別|第3回を受けるか見送るかの目安
学年ごとの考え方を整理すると、次のようになります。あくまで目安で、お子さんの今の英語力と予定で判断してください。

- 小学1年生〜3年生: 受ける。はじめての受験なら5級から。アルファベットと基本的な単語が読めるようになっていれば、5級は十分に挑戦できる範囲です
- 小学4年生〜5年生: 受ける。5級を持っているなら4級へ。4級までは二次試験がないので、2月15日に結果が出て、そのまま新学年へ進めます
- 小学6年生(中学受験をしない): 受ける。中学入学前に3級を取っておくと、中学の英語を「もう知っている状態」で始められます
- 小学6年生(中学受験をする): 見送る。入試本番と重なります。受けるなら、入試が終わったあとの2027年度第1回です
- 中学1年生: 受ける。4級から3級へ。3級は中学卒業程度なので、中1で挑戦すれば先取りになります
- 中学2年生: 受ける。高校受験で英検を使うつもりなら、ここが「落ちてもやり直せる」最後の回です。 中2の第3回で3級や準2級に落ちても、中3の第1回・第2回で取り直せます
- 中学3年生: 今年度の入試には使えません。高校入学後を見すえて、準2級・2級に挑戦する場合だけ受けます
級ごとの出題内容や、どのくらいの学習量が必要かは、級別の解説記事で紹介しています。
- はじめての受験で5級を考えている方は英検5級の出題内容と対策をまとめた記事
- 小学生で4級を目指す方は英検4級の出題内容と対策をまとめた記事
- 中学卒業程度の3級を目指す方は英検3級の学年別の目安と対策をまとめた記事
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eスポーツ英会話 eスピ!公式サイト申し込みで間違えやすい3つのところ
申し込みは2026年10月30日(金)に始まりますが、ここで取り違えやすい点が3つあります。

1. 支払方法によって、締切が3日違う
第3回の申込締切は、支払方法で分かれています。
- クレジットカード払い: 2026年12月14日(月)まで
- コンビニ申込、ネット申込のコンビニ・郵便局支払い(Pay-easy): 2026年12月11日(金)まで
「締切は12月14日」とだけ覚えていると、コンビニで支払うつもりだった家庭は3日早く締め切られます。 12月11日は金曜日、14日は月曜日なので、週末をはさんで気づくと間に合いません。申し込むと決めたら、締切を待たずに済ませてしまうのが確実です。
2. 本会場と準会場は、申込先も日程も違う
英検には、協会が設ける本会場と、学校や塾が設ける準会場があります。この記事で紹介している日程は、本会場で個人申し込みをする場合のものです。
準会場で受ける場合は、申込先はその学校や塾で、試験日も団体ごとに設定されます。学校や塾から案内が来ている場合は、そちらの日程と締切に従ってください。
なお、学校や塾からの団体申込で4級・5級を準会場受験する場合にあった「英検4級・5級チャレンジキャンペーン」(不合格だった場合に、同じ準会場で同じ級を受け直すときに限り、次回・次々回の検定料が無償になる仕組み)は、2026年度第3回をもって終了します。 本会場・個人申し込みは、もともとこのキャンペーンの対象ではありません。
3. 従来型とS-CBTは、別の試験として申し込む
英検には、一次試験と二次試験を別の日に受ける「従来型」と、1日で4技能すべてを受ける「英検S-CBT」があります。この記事の日程は従来型のものです。
S-CBTは実施時期も申込方法も別で、受けられる級も準1級から3級までに限られます(1級・4級・5級は実施していません)。 4級・5級を受けるお子さんは、従来型を選ぶことになります。どちらを選ぶかで迷う場合は、違いをまとめた記事をご覧ください。
- 従来型とS-CBTの違いを知りたい方は英検S-CBTの受験方法と、向いている人をまとめた記事
申込から一次試験までの約12週間をどう使うか
申込開始の2026年10月30日から一次試験の2027年1月24日までは86日、約12週間あります。この期間のまん中に冬休みが入るのが、第3回のいちばんの特徴です。

- 10月末〜11月(約5週間): 受ける級を決める時期です。過去問を1回分、時間を計らずに解いてみて、今の位置を確かめます。合格ラインに遠すぎる級なら、1つ下げる判断もここでします
- 12月(約4週間): 単語と読解を積む時期です。申込の締切(12月11日または12月14日)もこの中にあります
- 冬休み(約2週間): まとまった時間が取れる唯一の期間です。3級以上ならライティング、4級・5級なら苦手な分野の集中的な復習に向いています
- 1月(約3週間): 本番と同じ時間配分で過去問を解く時期です。リスニングは毎日少しずつ続けます
3級以上を受ける場合は、一次試験の合否が出る2027年2月15日から、二次試験の2027年3月7日まで約3週間あります。一次試験が終わったら、結果を待つ間に面接の流れだけでも確かめておくと、合格が分かってからすぐに練習を始められます。
- 二次試験の面接対策を先に知っておきたい方は英検の面接の流れと、家でできる3週間の練習をまとめた記事
家で進めにくいのは「話す練習」
筆記とリスニングは、問題集と音源があれば家庭でも進められます。一方で、相手のいる練習だけは、家の中で完結させるのが難しい部分です。
3級以上の二次試験は、面接委員と1対1で英語をやり取りします。英検協会が公式に示している評価の観点には、応答内容や発音、語い、文法と並んで「積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度」が挙げられています。これは問題集を解くだけでは身につきにくく、英語で人と話す経験の量がそのまま出ます。
eスポーツ英会話 eスピ!は、マインクラフトやフォートナイトなどのゲームを一緒に遊びながら、コーチを含む3〜4名の少人数グループで英語を話すオンラインスクールです。ゲームの中では「次はどうする?」「こっちに来て」といったやり取りが自然に必要になるため、英語を声に出す回数が増えます。
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英検の点数を保証するものではありませんが、「英語で話すことに慣れていない」という状態のまま二次試験を迎えないための選択肢のひとつです。気になった方は、eスピ!の公式サイトから「まずは事前登録!」で内容を確かめてみてください。
まとめ
2026年度第3回の英検について、押さえておきたい点をまとめます。
- 申込は2026年10月30日(金)から。 締切はクレジットカード払いが12月14日(月)、コンビニ・Pay-easyが12月11日(金)で、3日違う
- 一次試験は2027年1月24日(日)。 一次の合否は2月15日(月)、小中学生が受ける二次試験B日程は3月7日(日)、その合否は3月16日(火)
- 3級以上は、合格が確定するのが3月16日。 今年度の中学入試にも高校入試にも間に合わない
- 第3回が向いているのは、受験学年ではないお子さん。 冬休みのまとまった時間を使って、学年が変わる前にもう一段上の級を取れる
- 小6・中3で今年度の入試を控えている場合は、見送ってよい。 受けるなら2027年度の第1回に回す
第3回を受けると決めたら、まずは10月30日からの申し込みと、受ける級を決めるところからです。冬休みをどう使うかは、そのあとで十分間に合います。




